考え方と大切にしていること
ここでは、強い力でからだを動かすよりも、
からだが自分でゆるんでいく余白をつくることを大切にしています。
痛みや重さだけを見るのではなく、
「なぜ、そこに負担が集まっているのか」という背景を一緒に見ていきます。
それが、KOSHINO Osteopathy の基本の姿勢です。
「静かに解く」というアプローチ
オステオパシーは、本来からだに備わっている回復の力をじゃましない、という考え方が土台にあります。
私が目指しているのは、無理に「整える」ことではなく、
いま固まってしまっている働きが、また自然に動きはじめるようにそっと手助けすることです。
からだは、本当は元に戻ろうとしています。
その戻ろうとする道筋をふさぐものを、静かにどかしていくイメージです。
強く押したり、ボキッと鳴らしたりしない理由
「そこ痛いですよね。我慢してくださいね」というような強い刺激や、
大きな音を鳴らす矯正は、基本的に行っていません。
なぜなら、からだが防御反応を起こすほどの刺激は、
一時的に「効いた感じ」があっても、
神経がさらに緊張してしまい、また固さが戻りやすいからです。
私は、からだがもう守らなくていい状態に戻ることを優先します。
力づくで正解に合わせるのではなく、
その方のからだが「これなら大丈夫」と思える強さ・角度・タイミングを選びます。
症状の奥にある「休めない状態」まで見る
肩こり、頭痛、胃の重さ、眠れない、朝からもう疲れている。
そういった不調は、単独で起きていることはあまりありません。
背景には、
・呼吸が浅い/止まりやすい
・ずっと緊張モードのまま休めない自律神経
・内臓がこわばって背骨まで固まっている
・顎・頭・目のまわりに常に力が入っている
など、いくつもの要素が重なっていることが多いです。
私は、いま出ている「症状そのもの」だけではなく、
「なぜそこまでがんばるしかなかったのか」に触れていきます。
“限界になってから”ではなく、“限界になる前”の場所でありたい
「まだ動けるから大丈夫」と思い続けて、気づいたらもう限界。
そうなる前に、ブレーキをかける場所でありたいと考えています。
検査結果では「異常なし」と言われるけれど、
実際はずっとしんどい。
寝ても回復しない。
この「説明しづらいしんどさ」を、そのまま扱います。
重症度よりも、
ご本人の「このままはちょっと怖い」という感覚を信じています。
お願いしたいこと
ここは「やってもらう場所」ではなく、
「一緒に整えていく場所」だと考えています。
施術のあとは、からだが休みたがることもあります。
すこし早めに眠る、すこし食べすぎない、画面から早めに目を離す。
そういった小さな選択も、回復を大きく後押しします。
こちらから無理な宿題を押しつけることはありません。
いまのあなたにとって現実的なペースを、一緒に探していきましょう。
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「検査では異常なし」と言われたまま、なんとなくしんどい。
眠りが浅い、休んでも元気が戻らない。
そんな方も、安心してご相談ください。
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