オステオパシーとは

OSTEOPATHY

オステオパシーとは

オステオパシーは、からだを強くこじ開けるための「技」ではありません。
からだがもともと持っている回復のはたらきが、いま邪魔されているなら、
その邪魔をそっとほどいていく、という考え方です。

私はこれを、痛みや不調だけを見るのではなく、
呼吸・神経・内臓・頭・骨格の「つながり」を観る方法として使っています。

からだはつながっている。からだは自分で戻ろうとしている。

オステオパシーでは、からだをバラバラの部位としては見ません。
肩こりは肩だけの話ではなく、
首・顎の緊張、目や頭の疲労、呼吸の浅さ、内臓のこわばり、
そういったものが重なった結果として今そこに出ている、と考えます。

そしてもうひとつ、大切にしている前提があります。
からだは本来、自分で回復しようとする力を持っている。
ただ、その力が働きにくい状況(ずっと緊張をほどけない、呼吸が止まっている、内臓が休めない)が続くと、
「疲れが取れない」「ずっと重い」という状態が続きます。

私がやることは、その邪魔をそっと取りのぞくことです。
無理に押し込むのではなく、もともとある方向に戻りやすくする。
これがオステオパシーの基本的な姿勢です。

私は、からだの「表面」だけを見ていません

いま出ている不調が、どこから始まっているのか。
それを確かめるために、私は次の5つを特によく観察します。

自律神経の張りつめ

ずっと緊張状態で動き続けていると、
休んでもスイッチが切れない/浅い眠りしか入れない、ということが起きます。
その「休めないモード」がどこに残っているかを触れて確認します。

内臓のこわばり・重さ

胃や腸まわり、お腹の奥がこわばると、
呼吸も背骨も固まりやすくなります。
「検査では異常なし」でも、お腹は明らかに疲れていることがあります。

頭・顎・目のまわりの負担

頭の重さ、目の奥の詰まった感じ、歯を食いしばるクセなどは、
首・肩・自律神経の疲労と深くつながっています。
「ぼんやりする」「常に頭が重い」という方はとても多いです。

背骨と骨盤のロック

背骨や骨盤が固まると、呼吸が浅くなり、
首や頭や内臓に負荷が移ります。
「腰だけの問題」「肩だけの問題」ではなく、全体のバランスの問題として観ます。

呼吸の入り方

「息がちゃんと奥まで届いていない」という状態は、
からだが常に身構えているサインでもあります。
呼吸が戻るだけで、涙が出るようにふっと緊張が抜ける方もいます。

強く押す/ボキッと鳴らす、とは少し違います

私のところでは、
・「痛いけど我慢してください」という強い圧
・大きな音を鳴らすような矯正
は基本的に行いません。

なぜかというと、からだが防御しはじめるほどの刺激は、
一瞬は「効いた気」がしても、
神経はさらに緊張してしまうことがあるからです。
結果として、また固くなりやすい。

私がやりたいのは、
「あなたのからだが、もう守らなくていい状態を取り戻すこと」。
そのために、必要のない力みや張りつめを静かにほどいていきます。

「まだそんなに酷くないのに行っていいのか」と迷っている方へ

私のところは、
“もう限界”という状態の前にブレーキをかけたい方にも開いています。

数値では説明しづらい不調、
我慢すればまだ動けてしまう疲れ、
「なんとなくずっと重い」という違和感。
それは「まだ大丈夫」という証拠ではなく、
これ以上無理を重ねると壊れるかもしれないという予告のこともあります。

なので、“いまのうちに整えたい”というだけで充分です。
それはわがままではありません。

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症状名がはっきりしていなくても大丈夫です。
「ずっと続いているしんどさ」を、そのまま持ってきてください。
いまの状態を一緒に確認しましょう。

※施術中は電話に出られないことがあります。折り返しになりますのでご了承ください。